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下川裕治講演会

今年の最後の仕事は、旅行作家・下川裕治の講演のつきそいだった。

(下川さん監修の「歩くシリーズ」というガイドブックの仕事の手伝いを僕がしている関係で、
下川さんとは、同じオフィスで働いている。)

講演は、HISのイベントの目玉としてもうけられたもので、
自由旅行をテーマに最初の30分、下川さんがアジア関連の話をし、
後半30分が山下マヌーさんによるハワイに関する話をすることになっている。

控え室で講演する二人といっしょだったので、講演前のふたりの作家の様子を観察した。

気づいた点

 1.ふたりとも話す内容は直前まで決めていない

 2.しきりに観客の客層がどういう人か(年齢層や性別、カップルetc)を気にしていた。

 3.ふたりとも講演30分前くらいに走り書きのようなメモを書いていた
   (この時点で話す内容を決めていたと思われる)

下川さんなんか、格安航空券世界一周という本を今年出してから出版してから、
たくさん講演をやっているのでいつも話す内容なんて決まっているのでは、と思っていたが、
そうでもないらしい。

自分が伝えたいことを一方的に言うのではなくて、
常に聞く人がどんな人か見据えた上で、相手にとって興味がある話を選んでいるようだ。

下川さんは、講演5分前につぶやいた。
「お客さんを見ると、何度か見た顔がだいたいあるので、おんなじ話ってできないんですよね」




下川さんの話は面白かった。
話のなかで印象に残っているのが、
人があまり行かないような国を旅行するといいよ、という話だ。

ウズベキスタンやカザフスタン、アゼルバイジャン・・・
そんな一生いかなかったとしても人生のなんの得にならないような国を旅すると
そんなことが、秘かな優越感になることだってあるのだという。
人があまり知らない国に行ったこと自体人には自慢できるようなことではないけれど、
そんなことが、意外と心の支えになっていたりするものだという。

そういうことは、あまり意識したことがなかったが、
確かにそうかもしれない。

友達で、パスポートに入国スタンプを集めるのに夢中になっている男がいた。
その男は、わざわざ1泊2日もかけてアマゾン河を渡り
(アマゾン河を渡るのにそれほどの時間がかかるのも驚きだが)
ガイアナとかスリナムといった普通の人が関わることがまずありえない
しかも観光資源のないマイナーな国に行っていた。

スタンプ集めのためにそんなところにいくなんて・・・
と僕は思っていたが、
それはそれで本人にとって意味があったことなのかもしれない。




下川さんは、もうひとついいことを言っていた。
「いい旅だったかどうかは、人が判断するものではなく、自分が判断するもので、自分がよかったと思えばそれでいいです」」

来年も、いい旅をしたいと思う。
来年も、いい一年にしたい。

それでは、よい新年を
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