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過去の連載9話 悪人サントスにだまされる(前編)

「嘘をつけ!シヴァの神様は見ているぞ!」


悪者サントスのその言葉はとてもこたえた。
旅をしているとたくさんの悪い奴と出会う。でも、そんな悪い奴から教わることも多いのだ。

旅を始めて208日目、僕らはヒンズー教徒の聖地であるヴァラナシの駅にいた。

「オールドシティまでいくら?」

駅前のロータリーでサイクルリキシャーという、自転車タクシーに料金交渉を持ちかけていた。

「サイクルリキシャーの人間は英語が話せないから、お前らが交渉しても無駄だ」

そう言ってサントスは現れた。
サントスは、オートリキシャーと呼ばれる人が乗れる荷台のついた小型三輪バイクタクシーのドライバーで、いかにも人をだましそうな悪者顔だった。
ヒンズー訛りの英語も人をだますために覚えたに違いない。





サントスの言うとおり交渉はうまくいかなかった。

しつこくサントスが間に割り込んで交渉の邪魔をしたといこともあったが、
交渉がうまくいかなかった最大の原因は、僕らがヒンズー語をまったく話せなかったことにあった。





外国に行ったらその国の言葉で話す。
それは当然なこと。僕らはそれをおこたっていた。





 「オールドシティにいってくれ」


僕は、サントスに言った結局、根負けした僕らはサントスのオートリキシャーにのることになってしまった。



 「おすすめの宿があるから見に行こう」



それがサントスの返事だった。

サントスは、客をバックマージンをもらえる宿に連れて行く魂胆らしい。




何度か粘って交渉したものの、なかなか埒が明かず、ここで僕は嘘をついてしまった。


 「友達とフレンズゲストハウスで待ち合わせているからそこに行かなきゃいけないんだ」


そういうとサントスは烈火のごとく怒った。


「嘘をつけ!シヴァの神様は見ているぞ!」


つづく

P5210117.jpg
ガンジス河のガート

P5310003.jpg
歩いているとおやじが一緒に写真を撮ろうといってきた

コメント

o

おじさんも若いね。お兄さんっぽいよ!?

No title

だって、今の君より若いよ。。。同じくらいかな
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